「いつまで待たせるんだとか言ってたくせに、 待つ気まんまんじゃねーかよっ」 「い、いいでしょ!べつに!」 「ありがとな。」 陽輝は奈央のおでこにキスした。 私は思わず両手で顔を隠す。 見てるこっちが恥ずかしいっ。 「今、俺につけて。これ」 ネックレスを奈央に渡してつけてもらった陽輝。 陽輝の首元には奈央の思いが詰まってた。 「じゃーな。みんな。また会おう!」 そう言って陽輝は飛び立った。