その後というもの、クラスに戻ると一気に私の前には人が集まり質問攻め。
結生のフォローもあったおかげで誤解は解けた。
「ふぅー。坂本先輩、人気だね。」
「そりゃあね。あんなイケメンだし。運動神経抜群、勉強もできる。スタイルもいい。最強じゃん」
疲れきった結生が答える。
「まぁね。w」
「んで、気になるんだけどー」
「え?」
「何の話してたのさー」
「あぁ。」
………
「てなわけ。」
「ふーん。一緒に帰るとかカップルかよww」
笑いながら結生が言う
「なにさー。そーいう結生は彼氏と帰ってるの?」
結生はボーイッシュで毒舌だけどボブの髪型が良く似合うし可愛いからモテる。
だから小学校の時から彼氏はいたらしい

「あ、言ってなかった」
と結生が一言
「ん?」
「彼氏変わったんだよね」
「はぁぁ?!早い!早すぎる!」
そのわり結生は男好き?なのか分からないけどすぐに男に冷めてすぐ別の男に恋をする。
「今年何人目さー」
「4」
「はぁ。やれやれ」
「だって付き合う前はいい奴だな。って思う奴も付き合えば性格ウザかったりする奴多いし」
「それは結生の見る目が悪いの!」
「それより彼氏0の恋愛経験なしの自分の心配しなよ。」
そのとおり。彼氏なんて出来たことないし恋愛経験なんて、ない。
「私はいいの」と顔を背ける