午前 7:16

「うわぁぁぁ!!!寝坊じゃん!」

「お母さん!なんで起こしてくれないのさ!」
あ、今日はお母さんいない日か

私は愛川 美南(あいかわ みなみ)高2
今日は二学期始業式!にも関わらず寝坊(´;ω;)
私の家は両親があまり家にいない。
お父さんは出張とかでめったに帰ってこない。
アメリカに行ったこともあった。
そして母は病院で働いてて夜勤が多い。
なにより兄がいるから寂しいとかは思ったことはなかった。

兄は大学生でいつも起きるのが早い。
大学が遠いいから。

「うわぁ、急げー」
ドタドタと音を立て階段を降りる
「ひっ!」
ドドドドドン
「い、、痛い(><)」
あー、もう。
いつも階段から落ちる

ん…?手紙か
[美南と聖夜へ
明日も夜勤があるので五千円置いといたから必要なものはいつも通りそれで買ってください。
ご飯は作り置きしたから冷蔵庫から出してレンジで温めてね。よろしく!
お母さんより]
「おーけー、よし行くか」


近道近道!
「ふぅー、義理セー」
ガラガラ
「あ、美南おはよ!今日は珍しく遅いね。寝坊?」
「そーなのさーw」
「お疲れw」
「おうw」
この子は大親友の宮森 結生(みやもり ゆい)

「始業式始まる。行こ」
「うん!」

 ̄ ̄ ̄ ̄
「お前、また殴り合いか。
このままだと退学だぞ。
何度言ったら分かるんだ」
「…」

「ねぇ結生あれだれ?」
「え、美南しらないの?3年の坂本 正也(さかもと まさや)1.2年でも恰好いいって有名だけど3年になった途端喧嘩するようになったんだって。
成績優秀、運動神経抜群で小学校の時からモテてたんだって」
「へぇ…」
その時私は正也先輩のこと気にかけていなかった。