「わたしが賢人くん呼んだの」 「こいつを呼ぶ必要ない」 「おい。毎回のように慰めてやってんのにその言い方はないだろーが」 殴るふりをする賢人に対してあたしは反射的に守りに入る。 「慰めてもらった覚えもないしあたしを殴ろうとするなんて100年早い」 ふっ、と鼻で笑う。 それに対抗してくる賢人は。 「女の癖して力強いし口悪いし態度でけーから毎回浮気されんだよ。男運なんかよりお前の性格だろ」 「…っ」