ピピピピッ。ピピピピッ



朝から目覚まし時計の音が鳴り響いているこの部屋にいつも私を起こしにくる人が現れた。


「おい、起きろ。入学式遅刻するぞ」


重たい目をこすりながら目を開けると、そこには幼なじみの姿があった。



「おはよう~悠人」


と挨拶をすると


「おはよう、陽菜」


と返事をしてくれた。