幻ー消えない追憶ー


そしてHR。

文化祭実行委員が前に出て、仕切っていく。

「はーいでは、文化祭で6組でやることを決めたいと思いまーす!何かある人?」



響く声で皆に呼びかける。


「はい!お化け屋敷やりたいです!」


真っ先に莉乃が手を挙げた。


さっすが!私じゃ、ちょっと勇気がいる。


書記係が黒板に箇条書きでお化け屋敷と書く。





教室は騒がしくなり、
文句を言う奴らやキャーキャーお喋りをする女子。

賛成してくれるかな?




「うるさいよー!皆、他に案ある?」


と聞くと
「お化け屋敷に異議なーし!」
と白倉くんの声が聞こえた。


隣で小さくピースをする白倉くん。
助かるけどまぁまぁウザい。笑





「ありがとね。乗ってくれて。」

「陽菜がやりたそうだったから。俺って意外と便利でしょ?」


と自己アピール。
前に先生に指されたときのことを思い出し
「そう、だね。」
と苦笑いした。