「待って!神崎くん!!」
気づいたら足が前に動いていて、神崎くんの背中を追っていた。
はぁ、はぁ、
息切れをしながらも神崎くんに追いつく。
神崎くんが驚いたように振り返る。
よし、頑張れ自分。
「まだ…私の気持ち伝えてない。今言わなきゃ絶対後悔すると思う!」
精一杯の大きな声でそう言った。
「私なんかのこと好きでいてくれてありがとう。私、意地っ張りで可愛くないし女の子らしくないし…神崎くんが思ってる程良い女じゃないよ?それでも良いの?」
神崎くんは呆れた表情だ。
幻滅したかもしれない。
でも、…これが私だから。
「さっきの告白、嬉しかった。嬉しいなんて言葉じゃ表せないくらい超超超嬉しかった!!!
…私、男っぽくて今まで好きな人にも友達にしか思われてなくて…。
神崎くんみたいなイケメンで優しい人に女の子って思われて…。
幸せ者だね、私は…!」
するりと熱い何かが頬をつたう。
あれ…おかしいな?
泣いてる?私。

