幻ー消えない追憶ー




知りたくないことまでも知ってしまった。


日向は女の子にモテる…っと。

脳にあるメモに書き込む。


また新たな事実が増える。
どれだけの秘密を持っているのだろう。





「へ、へー!知らなかった!あんなにぶっきらぼうな男のどこが良いんだかねー!」

聞こえるようにわざと声を張り上げて言うと、教室の中にいた人達が振り返って私を見た。


「何言ってるの!そこが良いんじゃない!そこが!」

熱く語る彼女は、高々にガッツポーズを決めていた。


そうそう、そこが良いんだよねー!
と言ってしまいそうな自分がいて戸惑う。


でも、ここで肯定したら私の立場がなくなってしまう。


皆に見られながら、
「私には分からない世界だなー。教えてくれてありがとう!でも、女の子達がどうするかは私には関係なくない?」
としっかり敵に回さないように言うと


「あっ、確かにー!考えてみればそうだね!もし本当に彼女だとしても、奪い返すのみだよね!!」

と妙に納得されてしまった。




違う違う、そうじゃない!
とツッコミを入れたいところだけど、これ以上はきりがないので素直に聞き入れた。