幻ー消えない追憶ー


その不機嫌さが移って、こっちまで不機嫌になりそう。

───小学校の頃の優しさは何処へいったの?
普通ここまで変わりますか!?

そんなことを思い、日向に向かってしかめっ面をして威嚇していると



「もう元気なら戻っていいわよー。」
と、どこか安心する声が聞こえてきた。



「あっ、じゃあ戻ります。有難う御座いましたー。」
そう言って足早とドアの方へ行き、日向にはボソッとお礼を言ってドアを閉めた。


今の日向は何だか一緒にいると落ち着かない。

コワイ。
理由があってあんな風になったのなら分かるけど、特にこれと言った理由も無さそう。


でも…考えられるのは、
中学生の間に何かあったとか。
だとしたらどんなことが?


わ か ら な い




私は足早に、二階にある自分の教室へ向かった。