幻ー消えない追憶ー


「えー!?私は白倉くんのために買ってきたんだけど。借りが返せないじゃん!」
「良いよ、チャラにしてあげるから。」

その言葉を聞いて内心ホッとした。
人に借りを作っておいて、そのままというのはどうも気が進まない。

でも優しいのが評判通りで良かった。
日向に再会してから人を疑う癖がついて、自分でも嫌になっていたから。




ところが、次の一言を聞いて私は耳を疑った。






「あ、雑用係になってくれるならね?」