幻ー消えない追憶ー



「それで、日向が好きだったの私、
だから近づかないで。」





「お前急にそんな態度…。
俺に対して強い想いあったんならぶつかって来いよ。」






突然の沈黙。



このたった25秒だけど



この瞬間に


二人の想いが交錯した──。





私の、秘めてたずっと辛かった想いがこの一瞬で破裂した。


それは、まるで繊細なガラスよう。
詰めていた気持ちが反射してキラキラに輝く。