幻ー消えない追憶ー


口出しにくい。

が…

「ズバリ言うと、花宮さんが邪魔なの、」




「は?」



一瞬凍った。


何コイツ、
という顔して花宮さんが私を蔑んだ目で睨みつけた。



うわ、

よく見ると化粧で盛ってるじゃん。
素で可愛いとか嘘だよ。
ブスだけど着飾ってる少女漫画でよく見るやつだ…。



何だ。そっか。
花宮さんも素敵な所は表向きだけで黒い過去を経験してきたんだね。そうやって自分の揺らぐ気持ちを無理矢理に押しつぶし、沈ませた。


離島が浮かぶ、深い海の奥深くまで。




ひどい自分なんか気にしていられない。
この人は脇役なんだ!