私は涙よ止まれ、と念じながら流れゆく人々に逆らい、とにかく人のいない場所を探した。 こんな赤く目を腫らした私に気づくと皆振り返るが、そんなのお構いなしに走り続けた。 あ、ここなら…と私は足を止めた。 着いた先は見覚えのある場所だった。