幻ー消えない追憶ー


まさか本当にキスしないよね…?と不安になりながらも感動のラストを見逃さないようにしっかりと見ていると


花宮さんが日向の顔にぐっと近づいた。


沸き起こる女子達の悲鳴。



見たくない。
けどそれでも自分の意思とは裏腹に目線が釘付けになる。




日向の顔と花宮さんの顔が1つに重なった。


見ている側からすれば、キスしているようにしか見えない。


物語としてはハッピーエンドだけど、私にとっては…




私は動揺を隠しきれなくて、思わず無我夢中でホールから走り去った。