翔お兄ちゃんは一緒にゴールまで連れて行ってくれた。
「あー!お帰り!心配してたんだよ?歩花ちゃん、平気だった?」
受付まで戻って来ると、お姉ちゃんが真っ青になって心配してくれていた。
「ごめんなさい!遅くなっちゃって。でも大丈夫!翔お兄ちゃんが助けてくれたから!!」
私は申し訳なさそうに、でも誇らしげに言った。
「そうなの?白倉くん、ちゃんと助けてくれたんだ。良かった!」
お姉ちゃんは安心して溜息をつく。
「まぁな。こんな可愛い子が1人なのにほっとける訳ないじゃん。」
"可愛い子"だって。ふふふ♡
お姉ちゃんがそれもそうだねー、と笑って楽しそうに会話する。
翔お兄ちゃんを見ると、だろ?と言って愛おしいものを見るかのような目でお姉ちゃんを見ていた。
気づいたらいけない。
そんなものを見た気がした。
歩花side
〜fin〜

