幻ー消えない追憶ー




優しかった日向。
ぼーっとしているのが可愛かった日向。
生き物が大好きな日向。
たまに見せるかっこいい日向……。


今まで見てきた大好きな姿が脳に次々と浮かぶ。

あの日向は何処へいってしまったの?


ねぇ、教えてよ…。



お願いだから優しい日向のままでいて。
消えないで。
冷たくならないで。
お願いだから…




とか言っても、何も変化しない。

──昔に戻ってしまえば良いのに。

そう思う。
だけどそんなのは無駄。





この想いはあの頃の日向に届かない。