ダントツ!!16番人気の翔馬くん

ドキっ!!


あっ、やっぱカッコよすぎ…


『ないなら教室戻れば?チャイムなるし…』


『えっ!ほんとだっ、ヤバっ!!』


ポヤっとするあたしに自分のケータイのディスプレイを見せた翔馬くんは、腰に手を当てながら片手でパタンとそれを閉じた。


『じゃあ、それついでに捨てといて。』


そしてグシャグシャの新聞を顎で差すと、ドアに向かって歩いて行ってしまった。