ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『あぁ、来い来いっ!!朝一で新聞2部買ってうちに来いっ!!そして明日といわず明後日も来いっ!!…っていうか明日は泊まれっ!!』


『えっ!!』


声を上げた翔馬はチロっと俺を見た。


『大和…大好きっ!!』


そして満面の笑みを零しながら、ガバッと俺に抱きついてきた。


ふふふっ…


やっぱ翔馬は可愛い奴だなぁ~!!


まぁこれも、俺の今までの調教の賜物…ってやつなんだけど…


俺はニヤニヤしながら翔馬の頭をよしよしと撫でた。


『…く…ら……。』


ん?…って、


『『うわっ!!』』


『翔馬くんの…バカぁ~!!先生なんて…先生なんて…大っ嫌いっ!!』


突然、両拳をグッと握りしめながら叫んだ如月は、俺達を突き飛ばすと走って部屋から出て行ってしまった。