ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『さくらのことは…お前が気にすることじゃねぇだろ?』


『でも…』


『はい、ストップ!!』


俺は翔馬の唇に人差し指を当てた。


『さくらのことは、きちんと迎えに行くし…』


『でも行くのって、日曜の夕方…だろ?』


うぅ…


痛いとこ突いてきやがる。


俺はクスっと笑う翔馬を見つめながら苦笑いを浮かべた。


『まぁ、さくらのことは気にすんなっ!!』


そして翔馬の背中をバシバシと叩きながら大きなため息をついた。