ダントツ!!16番人気の翔馬くん

“好き”って…


なんでコイツこんなに照れてんの?


そんなの今さらじゃね?…って、


あっ!!


まさか…


瞬間、俺の脳裏にある推論が広がった。


『翔馬くん…』


俺は背中をポンと叩きながら遠慮がちに声をかけた。


『なんだよっ!!』


『もしかしてなんだけど…』


俺が言いかけたところで翔馬はバッと体を起こした。


うおっ!!


そして顔を真っ赤に染めながら…


『あぁそうだよっ!!アイツに“好き”って言われたの…初めてなんだよっ!!』


半ばヤケ状態で声を荒げた。