ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『はぁ?』


翔馬の口から出てきた、あまりにも意外な言葉に俺は目を見開いた。


『なんで、また…』


『だって…』


翔馬はそのまま口を噤んでしまった。


『だって…ってお前…』


俺はフッと笑みを零した。


そして翔馬の頭をクシャクシャと撫でると顔を覗き込んだ。


『如月は、元カノ達とは違うと思うぞ。』


『…。』


『だって如月は、お前の趣味理解した上で何度も告ってきてたわけだ…』


『でも…』


小さく呟いた翔馬に俺は諭すように言葉を続けた。