『先生、用ってなんですか?』


『いや、大したことじゃないんだけどさぁ…』


『じゃあ俺、忙しいんで…』


『い~やっ!!ちょっと待てっ!そしてここへ座れっ!!』



俺、中山 大和(なかやま やまと)は、うちのクラスの生徒である有間 翔馬を、ここ、家庭科準備室へと呼び出していた。


そして、ソファーの俺の隣へと座らすと、ガシッと肩をくんだ。