ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『でっ、有間は俺の授業をサボる…っと、彼女である如月、お前に伝言をよこしたってことなんだよな?』


先生はため息をつきながらあたしを見下ろした。


『はい。そうです…っていうか先生っ!!あたし、彼女は彼女でも平日限定なのっ!!』


『はぁ?』


『だ~か~らっ!!』


『あぁ~、如月、話はもういいから…お前はさっさと自分の席に座れ。』


頭を抱えながら左右に首を振った先生は、シッシッとあたしを追い払う仕草をした。


そしてポケットからケータイを取り出すと、ため息をつきながらどこかへと電話をかけ始めた。