ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『うおっ、っと。…って、お前、俺を殺す気?』


とっさに手すりを掴み、踏みとどまった翔馬くんは呆れがちにあたしを見た。


『だって…』


そして大きなため息をつくと、


『平日…』


『へっ?』


『だから、学校ある日…限定で良ければ付き合ってやるよ。』


頭をガシガシと掻きながら少し面倒くそうに呟いた。