ダントツ!!16番人気の翔馬くん

『ん?月曜、嫌ながらべつに…』


『嫌じゃないよっ!!ただ…』


あたしは翔馬くんから視線を逸らすと、そのまま口を噤んでしまった。


そんなあからさまに嫌がんなくてもいいじゃん…


あたしはしゃがみこんだまま、頭を埋めた。


すると足音が近づいてきたかと思うと、頭をポンポンっと叩かれた。


『土日はお前にかまってる暇ないの。』


『でも…』


あたしはバッと顔を上げた。


すると目の前には柔らかく微笑む翔馬くんがいて…


『いやぁ~!!』


あたしは思わず、翔馬くんを突き飛ばしてしまった。