向日葵の風

「‥莉子ちゃん、質問しても良いかな?」
「うんっ!」

莉子ちゃんはとびきりのスマイルをしてぴょんと飛び跳ねた。

「きーくんってお友達?」
「きーくんはあーちゃん大好き!きーくん莉子よりもおっきい!」
「‥きーくんは莉子ちゃんより年上。きーくんはあーちゃんが好き。‥」

莉子ちゃんがいったことを希海がメモしていく。

「あーちゃんは誰?」
「あーちゃんきーくんとおんなじ!きーくんいってた!!きーくんそーたんと一緒!!」

「あーちゃんはきーくんと同じ‥同い年?同じ性別?同じ‥」

希海が悩んでる。そりゃそうだ。

「そーたん来るよ!!」
「今日?」
「そーたんねー、毎日来るよ!!そーたんきーくん好き!今日はくまさんのおうた歌ってくれるの!」
「"そーたん"が分かるかもね。」
「そうしたら"きーくん"と"あーちゃん"も分かるかも。」
「そーたんここいなーい!きーくんいるよ!あーちゃんは来た!!」
「へ?あーちゃんは来たの?」

‥ますます分からなくなってきた。あーちゃんと莉子ちゃんは今日会っていて、今日のいつか、そーたんがくる。

「どういうこと‥?」
「‥あーちゃんは今会ったの?」
「あーちゃん!」

希海が莉子ちゃんに質問すると、莉子ちゃんは笑顔で一人の人を指差した。

「わ、私!?」
「あ、アリア?」

確かにアリアはあーちゃんだ。分からないでもない。

「あーちゃんっ!!」
莉子ちゃんはもう一度そういって、ぴょんと飛び跳ねた。

「あーちゃんイコールアリア、じゃあ、きーくんはアリアが好きってこと?」
「ちょっと待って、私まだ恋愛してない!」

その時、ひとりの人がきた。すると、莉子ちゃんはこう言った。

「そーたん!!」

そーたんはこう言った。

「あーちゃん?」

それは紛れもなく、幼い頃に会ったことのある想ちゃんだった。