向日葵の風

「アリア、電話」

そう言ってきたのは、隣のクラスの希海。「佐川 希海」

「あ、うん。」

希海は、必要最低限しか話さない少し変わった子だ。だけど、私はそんな希海が好き。さなみたいにハチャメチャしていないところとか。

「‥もしもし?」
『あ、アリアさん?』
「どなたですか?」

勿論冗談なんかじゃない。私は今初めてこの人の声を聞いた。

『覚えていない?優の母親なんだけど‥』
「ああ、‥」

とは言ったけど、さっぱり覚えがない。

『あのね、優のことなんだけど‥』

その時、丁度始業のチャイムが鳴った。

「あ、すみません、これから授業なんで失礼します!」
『あ、ちょっと‥』

優君のお母さんには失礼だけど、授業には遅れられない。
てゆーか、誰?
マジで知らないんだけど。

~昼休み~

「えー、なんかその人やばくね」
「‥少し怖い」

いつも通りさなと希海と屋上でお弁当を食べる。今日はサンドイッチが三つ。さなは学食のカレーパンで、希海はスパゲティだった。

「なんか、優君って人も知らないし、‥なんてゆーか、全く知らないわけでもないんだけど‥」
「何それ。」

案の定さなに突っ込まれた。

「‥早苗、カレーで汚れてる」
「げえっ‥。」

さなの制服はカレーパンのカレーでべっちょり。よそみして食べてるからっしょ。

「で、希海はその人知ってたの?優君って人の母親」
「‥‥し、知らないよ」

ん?なんか、いつもの希海らしかぬ答えだな。

「ま、いっか、ここの町にはそんな物騒なことはないから」
「どういう意味よ」
「だってー、可愛いアリアちゃんを狙うような人は沢山いそうだけど、この町は割と平凡だしー」
「はいー?」

ううん、声がうらがえってしまった‥。
このことに関しては、まあ、実態も分からないので、保留っ!!