「‥というわけなの。」
「‥ふうん。」
それぞれお気に入りのドーナツを手にして、近くの席に座った。私はストロベリーとシュガーの二種類。希海は抹茶とココアの二種類。お互いに分け合えば四つの味が楽しめるという私の提案だ。
「想ちゃんは、私を遠ざけたかったのかもしれない。優君になにか起こっているから」
「‥そう考えるのが妥当。」
そう言って、希海は抹茶味のドーナツを少し食べる。私もストロベリーを少しかじった。うーん、甘い。
「で、アリアはどうしたいの?」
「そりゃ、想ちゃんから色々聞きたいし、優君も無事なのか気になるよ」
「‥明日も行ってみる?」
「ううん、明日はいいよ。なんか‥気持ちの整理が着いてからにしたいから‥。」
希海は、そう、と呟いて、今度は私のシュガー味のドーナツを食べた。砂糖が口の周りにくっついていて、思わず笑った。
「‥私は、だよ?想ちゃんって人が何かを隠している気がする。」
「何かって?」
思わず身を乗り出したら、ココアパウダーが服にくっついてしまった。ナプキンで拭きながら再度問うと、希海はこう答えた。
「人がいつも通りに出来ないとき、その多くは隠し事が多いの。誰かにバレたりしないように細心の注意をはらいすぎてしまうから。あの子もそう。しかも、アリアは急いだ方が良いかもしれない。」
「どうして?急用なの?」
「彼は入院患者の中でも特にレベルの高い重傷入院病棟にいるのよ?今まで行方不明だった妹が現れるんだ。よっぽどのことなのではないのか?」
慌てて話しすぎて希海の声が博士みたいになっている‥。
「そもそも、事の発端を教えてくれるかしら?そうしたら分かるかもしれない」
少し悩んだ末、私は口を開いた。
「‥分かった。話すよ、私と優君の出会った時の事を‥。」
「‥ふうん。」
それぞれお気に入りのドーナツを手にして、近くの席に座った。私はストロベリーとシュガーの二種類。希海は抹茶とココアの二種類。お互いに分け合えば四つの味が楽しめるという私の提案だ。
「想ちゃんは、私を遠ざけたかったのかもしれない。優君になにか起こっているから」
「‥そう考えるのが妥当。」
そう言って、希海は抹茶味のドーナツを少し食べる。私もストロベリーを少しかじった。うーん、甘い。
「で、アリアはどうしたいの?」
「そりゃ、想ちゃんから色々聞きたいし、優君も無事なのか気になるよ」
「‥明日も行ってみる?」
「ううん、明日はいいよ。なんか‥気持ちの整理が着いてからにしたいから‥。」
希海は、そう、と呟いて、今度は私のシュガー味のドーナツを食べた。砂糖が口の周りにくっついていて、思わず笑った。
「‥私は、だよ?想ちゃんって人が何かを隠している気がする。」
「何かって?」
思わず身を乗り出したら、ココアパウダーが服にくっついてしまった。ナプキンで拭きながら再度問うと、希海はこう答えた。
「人がいつも通りに出来ないとき、その多くは隠し事が多いの。誰かにバレたりしないように細心の注意をはらいすぎてしまうから。あの子もそう。しかも、アリアは急いだ方が良いかもしれない。」
「どうして?急用なの?」
「彼は入院患者の中でも特にレベルの高い重傷入院病棟にいるのよ?今まで行方不明だった妹が現れるんだ。よっぽどのことなのではないのか?」
慌てて話しすぎて希海の声が博士みたいになっている‥。
「そもそも、事の発端を教えてくれるかしら?そうしたら分かるかもしれない」
少し悩んだ末、私は口を開いた。
「‥分かった。話すよ、私と優君の出会った時の事を‥。」

