だって、仕方ないじゃない、女の子が来ると思って いたんだから。 「すぐに白いリネンに戻すから、大丈夫」 私は、そういうと、お兄ちゃんの部屋のシェルフから 白いベットカバーとピローカバーに付け替える。 その様子を少し見ていたママも 「じゃ、あとはお願いね」と、 1階におりていってしまった。 「手伝うよ?」 二コルがまた笑いながら聞いてくるのが なんだか腹立たしくて、無視をした。 「ねぇ、おこってるの?」 二コルは、シーツをかけていた私の腕を そっと引っ張った。