「ま、待てよっ!」 歩が私の手首を掴む。 「…な、に?」 …なんでそうやって… そーゆーこと、してくるの…? 人が諦めようとしてるのにっ…。 そんなことされたら… 触れるだけで… 諦められなくなっちゃうじゃん…。 「…あのさ…。 昼休みのことは…ごめん。言い過ぎた…」 …え?