___ドクンドクン あ、ヤバイ。また、脈打ち始めた。 怖いし……痛いし……。助けて、皐月。 私は、バスタオルを体に巻いたまま脱衣所を飛び出してリビングに入る。 「永遠、さっきの雷大丈夫だったか。 お前、雷苦手だった……っておい何やって…!」 話しながらこちらを向いた皐月は、私を見るなり顔を真っ赤にさせて逸らした。 「お、前…!その格好。服着ろ、早く……!」 耳まで真っ赤な皐月は、私の方を見ないようにそう言ってくるけど私は、そんな言葉お構い無しに皐月に抱きついた。