それから15分足らずで美味しそうな匂いが部屋中を覆った。 「でーきた。食べようぜ」 ダイニングテーブルに置かれたホワイトクリームがかかった2つのオムライス。 「いただきます……」 スプーンを手に持ちしっかりと絡ませてから、口に運んだ。 「美味しい……」 フワフワの卵にクリームがアクセントに なって…私の大好きなオムライスの味。 昔から私はこのオムライスが好きで、ファミレスとか行った時には、必ず頼んでいた。