冷蔵庫の中からチョコケーキを取りだし、フォークと一緒に二階へ上がり私の部屋に入る。 皐月はローテーブルの奥側に座っていたので、先にケーキとフォークを置いて、皐月の向かい側に座った。 「ごめん、味見できてないから、美味しいかどうか……」 「…俺は永遠が作ってくれただけで嬉しいから。さんきゅ、永遠」 皐月はそう言って軽く微笑んだあと、チョコケーキにフォークを入れた。 ケーキが乗ったフォークが口もとに運ばれる時、どう思われるか怖くてじっと見つめてしまう。