「ありがと、たくさん食べるね」と言いながらイスに座らせてもらう。 「えー、これなに?」 「これねー……」 そんな会話をしながら、絵梨おばさんとお母さんがキッチンの方へ消えていった瞬間、丁度タイミング良くリビングに入ってきた皐月。 バチリ、と視線が絡んで思いっきり顔ごと逸らしてしまう。 ……あからさまだったよね、どうしよう。 だけど、そんな私の様子になにを言うわけでもなく私の向側に座った。