ボスンっとベッドにダイブし、枕に顔を埋めた。 もう皐月がよく分からない。 …でも、本当に一番よく分からないのは私自身だ。 ……私の答えは決まっているはずなのに、なんであの日皐月になにも言えなかったんだろう。 ……私が答えてしまったら、皐月との関係が終わってしまうと思ったから? 少なからず私は、このままが良いって思ってるってこと――? なんで?あんなにも早く終って欲しいって思ってたのに。 「分かんないよ……」