お前のこと、落としてやるよ。



私がそう言うと、一瞬目を丸くして驚いていたけど、直ぐにフッと口元に弧を描き「どういたしまして」と優しい声で言うから逆に私が驚いてしまった。







翌日。学校に着くと、もっちは数学の参考書の問題を解いていた。



「おはよう、もっち。期末テストに向けての勉強?私もしなきゃ」



ネクタイを緩めながらそう言う私をガン見してくるもっち。



「……どうしたの、…もっち?」



「昨日、新城くん永遠の所へ行った?」