「じゃあ決まりだね。そっか、うちの学校って夏休み始まるの早かったもんね、何日からなの?」



「多分10日だったと思いますよ。」



「いいじゃん!たくさん遊べるね。」


「夕さんも忙しそうには見えないですけどね。」



「うわ、失礼なこと言うね、お子ちゃま高校生のくせに。」

ちょっとむっとして、


「だって、夕さん何してる人なのかもいくつなのかも分からないから。」


自ら喋らないし、聞いてもはぐらかすってことは、言いたくないってことだ。



そんなこと、大人になった僕だったらわかったはず。

でも、若干17歳の男子高校生の僕には全くそんな雰囲気を感じとることは出来ず、
自分がただ夕さんのことを知りたいという自分のことしか考えていない、自己中な質問をしてしまった。


でも夕さんは、さっき、公園に集まる日を考えるのと同じ格好、同じくらいの思考時間の後、


「ま、いっか。」


と。あっけらかんとそう言った。