公園と言っても、多くの人が想像しているであろう
小さいこどもがお母さんに連れられて砂場やブランコで遊ぶような公園だとおもったら大間違い。


この公園は国が運営している、大きな大きな国立の公園で、犬がみたら大喜びしそうな芝生もあれば、夏には家族でバーベキューをしにくる川もある。
なかなか良い公園だ。


公園の一番の見所は、季節ごとに表情をがらりと変える色とりどりの花畑。

この公園にわざわざ遠くから、県外からくる人もいる。


今はネモフィラという、綺麗な青い花が一面に絨毯のように咲き誇り、初夏の気持ちの良い風にゆらゆらと揺られている。


ゴールデンウィークに一番の見頃を毎年迎えるため、休日や祝日には人が溢れてあまり好きじゃない。

ゴールデンウィークが終わった直後の平日の午後、
人が殆どいない今が、僕にとっては最大の見頃である。


人がいないから、余計な障害物が目に入らない。
視界の半分以上はネモフィラで埋まり、残りの半分は空で埋め尽くされる。
すると、視界には青しか入っていないわけで、ちょっと頭が可笑しくなるというか、とっても変な感覚になる。美しすぎて、