5月のゴールデンウィーク明けの水曜日、快晴。
高校二年生になって始めての中間テスト直前で、
きれいに晴れた快晴の空とは裏腹に
僕の心にはどんよりと雲が掛かっていた。
高校二年生になると、一年生の時はわちゃわちゃとふざけあっていたクラスの友達や部活の仲間の間では、
将来頭の良い大学に通うため、塾に行き出すもの、
そこまで意識は高くないため塾にはいかないけれど、何となく自分の卒業後について考え出すもの、
一年生の頃と変わらずなにも考えずに遊び呆けるもの、
なんとなく分かれ始めていた。
そんな時期自分は何を考えていたのかというと、
大学に進学したいとは漠然に思っていて、勉強をしないと、と分かってはいるけれど、塾に行くのは夏終わってからかなとめんどくさがっていた。
つまり、中途半端は真ん中のタイプだった。
そんなこんなで、テスト前の学校も面倒だったから抜け出し、今日は公園をぷらぷらしている。


