ずっとあたしのヒーローなんだよ。

バンッ

〈 あんたさー。生意気なんだよ。
ブスのくせに調子乗んな。〉

な、なにごと ?!

バチャンッ

え。
わたしの大好きなご飯が地面に落ちる音。イライライラ。


止めなきゃ。ご飯もあの子もかわいそう。って思っても体が動かない。

サッ

わたしの横を誰かが通った。

「 やめろよ。」

大好きなヒーローの声。

『 そ、う ?? 』

〈 お前誰だよ。〉

「 神坂聡。ですけど何か? 」

〈 調子乗ってんじゃねぇよ。〉

やばい。そうが殴られる。
そうは昔から弱虫だったから…

グッ

目を勢いよくつぶった。


ギューッ

目を開けてみた。
そのボヤけた視界に映ったのは、殴られていない聡がいた。