R男子★

 「あたし、逃げてばっかりだった。




 バイバイ、って言われて、花巻さんって呼ばれて、何もできないって思ってばかりだった。




 あたしの言いたい事は1つだよ」




 まっすぐに卓也の目を見つめる。




 「あたしは、卓也が世界で一番好き。




 卓也があたしを愛さなくても、あたしは卓也を愛すよ」




 卓也の目が、あたしを”あたし”だって認識した。




 綺麗な漆黒の瞳があたしを捉えてる。