「やった!蓮池先輩のメアドゲット!でも出来れば椎名先輩のも教えてもらいたかったなぁ…」
玲菜は駅で、周りに人が沢山いるのにも関わらず大きな声で叫ぶ。
「玲菜……」
私と葵はそんな玲菜に何も言えず、お互いに顔を見合わせる。そしてため息をつく。
「やーねぇ二人とも。ため息ついたら幸せ逃げるわよ?じゃあ私はこっちのホームだからっ!!」
玲菜は私達に手を振り、嬉しそうに階段を登っていった。
「…玲菜はいいねぇ。幸せそうで…」
葵は羨ましそうに玲菜を見送る。
「確かに…」
「桜花はどうなの?若葉先輩…だっけ?」
「良く分かんない…。これが好きっていう感情なのかも分からない…」
でも、何となくは好きかなって思ってる。なんて、葵には言えなかった。
「…桜花。何かあったら相談してね?」
「…ありがと葵っ!」
そこにタイミング良く、電車がホームに滑り込んで来た。
電車に乗っている間は他愛のない話をしていた。
「えっ…?桜花ん家って学校から近いの?」
「うん。自転車でも行ける距離なんだけど…。いっつも寝坊ばっかしてるから電車で来ちゃうんだよね」
「じゃあ早く起きたら自転車で来れるの?」
「うんっ。私自転車好きだからねっ」
そんなことを話してると私が降りる駅に着いた。
私は葵に別れを告げ、
家への帰路を辿った。
玲菜は駅で、周りに人が沢山いるのにも関わらず大きな声で叫ぶ。
「玲菜……」
私と葵はそんな玲菜に何も言えず、お互いに顔を見合わせる。そしてため息をつく。
「やーねぇ二人とも。ため息ついたら幸せ逃げるわよ?じゃあ私はこっちのホームだからっ!!」
玲菜は私達に手を振り、嬉しそうに階段を登っていった。
「…玲菜はいいねぇ。幸せそうで…」
葵は羨ましそうに玲菜を見送る。
「確かに…」
「桜花はどうなの?若葉先輩…だっけ?」
「良く分かんない…。これが好きっていう感情なのかも分からない…」
でも、何となくは好きかなって思ってる。なんて、葵には言えなかった。
「…桜花。何かあったら相談してね?」
「…ありがと葵っ!」
そこにタイミング良く、電車がホームに滑り込んで来た。
電車に乗っている間は他愛のない話をしていた。
「えっ…?桜花ん家って学校から近いの?」
「うん。自転車でも行ける距離なんだけど…。いっつも寝坊ばっかしてるから電車で来ちゃうんだよね」
「じゃあ早く起きたら自転車で来れるの?」
「うんっ。私自転車好きだからねっ」
そんなことを話してると私が降りる駅に着いた。
私は葵に別れを告げ、
家への帰路を辿った。

