バーベキューの片付けを終えた俺はそのままベッドにダイブした。

あー疲れた。このまま…寝たい。しかし、俺は眠ることが出来ない。

ガチャ。
部屋の扉が開く。

「ホラ翔。早く撮影しに行くぞ」

雅也が俺を呼ぶ。そうなのだ。今から、告白のシーンを撮るのだ。

「もう寝たい……」

「あ?甘えたこと言ってんじゃねぇ!い、く、ぞ!」

「い、や、だ」

俺は最後の力を振り絞ってシーツにしがみつく。

「この野郎。百合菜に言うぞ。お前のベッドの下のありさまを」

その言葉に俺は勢いよくベッドから跳ね起きた。

「雅也様、行きましょう」

「分かりゃいいんだ」