で、面貸してもらいました。

「で、なんでウソ言いふらしたの?」
「え?条件だよ。」
「はぁ?」
「朝、ぶつかったよね?」

あー…あのときの!
みんな覚えてたかな?

「その恨み?!」
「うーん、まぁね。女払い手伝ってよ。」
「女払いいい?…お金もらえる?」
「もっちろん♪」

私はそれにあっさり承諾し、契約書に名前を書く。

「ありがとう♪」
「うん!で、期間中の1ヶ月。なにしたらいいの?」
「ボクの彼女のふりでもしてもらうよ。」

はいはい、彼女のふりね、ん?
彼女の…ふり?

「はああああ?!彼女のふりいいいいい?!」
「契約書サインしたんだからボクに逆らわないでよ?キミはもうボクの家畜なんだから☆あ、ボク伊集院 真琴(いじゅういん まこと)って名前だから、覚えててね?」

よりによって伊集院財閥…
勝ち目ない…

と、そこへ…