「ねぇねぇねぇ!前から可愛かったけどさ、最近リリーますます綺麗になったよね!なにかしてる?」
突然アーリスがそんなことを言う
「いや、特に何もしてないし、綺麗になんてなってないからw」
笑いながら言ったけど
実は自分でもおかしな変化があったんだよね
傷の治りがやけに早くなったり
たまにすごい体の動きが早くなったり
視界がすごく良くなったり聞こえる音もすごくはっきりする
そして時々とても喉が痛くなる
なにより驚いたのが家に誰も呼んでないのに金髪の髪がベットに落ちていたの
私の髪は茶色のかかったような黒色で
金なんて無縁だし、なんで?
最初は怖かったけど霊がいるとか金縛りにあうとかそんなのがないからそーいう系ではないらしいけど
謎が多いのよね
「まぁ、何もしなくて綺麗になれるならいんじゃね?お前が綺麗とは思わないけどな」そう言ってフッと笑うのは
憎たらしいユーキ
「あーのーねー!そんなことばっかり言ってるからいつまでも彼女出来ないのよ!ばーか!」とあたしも負けじと言い返す
「は、お前にだって彼氏いないだろ?お互い様じゃね?な?な?ちがう?」
そう言って顔を近づけてムカつく顔をしている
「あー、ムカつくー!黙って?その上から目線なんなのよ!もう!」
「俺のがどー見てもお前より上だろ?」
そう言って軽く20センチはある身長差で見下ろしてくるユーキ
「上から目線てそーいうリアルなことじゃなーい!」反撃していると
「はいはいはい、分かったら喧嘩しないの!仲良くしてるかと思えばすぐそーやって。。まぁ、仲いい証拠でもあるわね」そういってお母さんみたいなアーリスが止めに入る。
まぁ、確かに喧嘩するほど仲いいっていうし
本音が言い合えるユーキはこんなことを言いつつも大切な存在…

「あ、次の休み、やっと初バイトだな、しっかりしろよ、ちゃんと教えてやるから」
ほらね、なんだかんだ優しいの
私のお兄ちゃん的存在ねw
て!いよいよ!次の休みか!
緊張するー…
「緊張してんの?ん?」
ちょっとバカにしたようにいう
もう!優しいかと思ったらすぐこれなんだから!