入学式。
当たり前だけど誰も知らない
キョロキョロしてみるけど誰にも話しかけることができずぼーっとしたまま1日を終えてしまった。
明日は初登校日。友達…できるかな
不安で仕方ない
でも、ここに来ると決めたのは自分だから簡単には諦めてやらない
頑張るんだもん!

そしていよいよ登校初日。
教室に入ったら数名いて
一気に視線が集まる
え、なに、そんな見ないで無理無理!
そそくさと自分の席に着く
するとものすごい視線を感じた
おそるおそる見てみると茶髪で目のクリクリした女の子がこっちを見てる
かわいい。。。
「ねぇ!ねぇ!いくつ?名前はなんて言うの?」といきなり話しかけてきた
人見知りな私には向こうから話しかけてくれるのはとても嬉しいことで
「私はリリー。18さい!よろしくね?」
そう言うと
「きゃー!かわいい!同じ年だよー!よろしくー♡私はアーリス!お友達1号ね♡」
そ、そんな大きな声で言ったら。。
ほら、やっぱり、注目の的じゃないの、そんな目立ちたくないのにー!
「ちょっと、アーリス!声大きい!」
口に指を当てしーっ!というと
周りからうわぁーと小さく声が上がる

しまった!しゃべる時に手を動かす癖直そうと思ってたのに!変なヤツって思われる!
すると、また突然アーリスが
「何しても可愛いわね、ほんとに!あたしがそんなことしたらブーイングものよ」
そんなわけがない、アーリスは自分の可愛さをわかっていないのかな、鈍感さんだなあ
まぁ、とりあえず友達は出来た。
少し変わった可愛いらしいお友達が。