部活終わりのやつらが片付けをする。声がざわざわしてる。
オレンジ色の空。
ピンクに染まる頬。
目の前の高身長の人の顔は影で黒い。
そして、体育館裏!!
もう、これは学園モノの定番ですよね!
「あ、あの…聞こえてます?」
「ききき、聞いてるよ!つまり、あれでしょ?こくは…」
「聞こえてないでしょう?嘘はいけませんよ。」
は?
「告白なんて…そんな不確実なもの、誰がしますか。」
それだけを言うと、そいつはボクを置いて出て行ってしまった。
ちょっと待って。ボク、何にも言ってない。寧ろ呼ばれたってのに…
ボクは手紙を鞄から取り出した。
「放課後、体育館裏。
はなしがあります。お時間があれば来て下さい。」
丁寧な字。これで期待するなってほうが無茶よ。
ボクは手紙をクシャっと丸めて、鞄の奥底の方にむりやりつっこんだ。
女の子らしくなんかきにしない。
大股でズカズカと歩く。でもそんなの、ボクが悪いんじゃない。
悪くない、わるくない、悪くない…
ボクはなにも悪くない。なんにも、なんにも…なんにも……
悪くない。
オレンジ色の空。
ピンクに染まる頬。
目の前の高身長の人の顔は影で黒い。
そして、体育館裏!!
もう、これは学園モノの定番ですよね!
「あ、あの…聞こえてます?」
「ききき、聞いてるよ!つまり、あれでしょ?こくは…」
「聞こえてないでしょう?嘘はいけませんよ。」
は?
「告白なんて…そんな不確実なもの、誰がしますか。」
それだけを言うと、そいつはボクを置いて出て行ってしまった。
ちょっと待って。ボク、何にも言ってない。寧ろ呼ばれたってのに…
ボクは手紙を鞄から取り出した。
「放課後、体育館裏。
はなしがあります。お時間があれば来て下さい。」
丁寧な字。これで期待するなってほうが無茶よ。
ボクは手紙をクシャっと丸めて、鞄の奥底の方にむりやりつっこんだ。
女の子らしくなんかきにしない。
大股でズカズカと歩く。でもそんなの、ボクが悪いんじゃない。
悪くない、わるくない、悪くない…
ボクはなにも悪くない。なんにも、なんにも…なんにも……
悪くない。