「ごめんなさい。ずっと頭痛かったです。」

『ふーん。で?』



え……。怒ってる……。

どうしよう…どうしよう…どうしよう…どうしよう…どうしよう…。


『優香。』

「はい。」

『それも、副作用だと思うの。でもさ、薬の副作用ってすごく大変なことだし、


薬を入れる側としては全部把握して、薬の量だったり、強さだったり考えてるの。


もしも、薬が優香の体に合わなかったら変えなきゃいけない。薬ってそんないい加減に使えるものじゃない。


これ以上隠したりするんだったら薬は使えない。それでもいい?』



首を横に降る。



『俺に言いにくいなら、宮本さんでも、ナースステーションの看護師さんでもいい。

ここは病院だから、助けを求めていい場所。相談したらみんな相談に乗ってくれるよ。

優香が頑張るのはそこだけ。"相談する"勇気を持つこと。』