先生の手が私の手をそっと包む。



『ゆうか、話してくれてありがとうね。
怖いよね。そうだよね。ごめんね。』



『先生ごめんなさい。先生も休まないとお仕事できないもんね。患者さんは私だけじゃないし、我儘言ってごめんなさい。わかってはいるの、我慢しないと...』



優しく身体が包まれた。



『何も気にしなくていいよ。わがまま言っていいからね。最近厳しくしすぎた。いつでもこうしてあげるから、我慢しないで。』



『甘やかしたら、また元に戻っちゃう。』


『戻らないよ。ゆうかは日々進歩してるんだから。頑張るところとお休みするところバランスよくできるように、それが目標だね。今はこうしてるから休憩でしょ?』



先生の匂いがとても心地いい。



安心する。



耳がぽっと熱くなる。



『ちょっと先生の肩で寝ないでよ?』



ついウトウトしてしまった。



『あ@¥€#さ&°#〒〆*か』



『なんだって?寝ぼけてるの?ゆうか』



『離れたくない。』



『じゃあもう少しこうしてようか?』



『はい終わり。』



先生のもう少しは短すぎる。