『次はエコーね。はい、脱いで。』



突然そんなことを言われても。



さっきまでの配慮はどこに行ったのだろうか。



『山瀬先生僕でもそんな風に言わないよ。』



北見先生が言う。



また私をからかっているようだ。



宮本さんもいない。



『やだ。宮本さんがいい。』



『エコーは北見先生がやるの、早くして。』



そう言うと、無理やり私を横にさせる。



『タオルかけるから大丈夫だよ。』



そう言ってくれる、北見先生が誰よりも輝いて見える。